若い命を自ら断たれた方の労働状態が公表されてからでしょうか。
働き方改革が言われています。
私自身現役のとき、
教師の仕事は、24時間営業のコンビニといっしょだ。
そう思っっていました。
近頃、やっと過労死がクローズアップされるようになり、
文科省の調査で、教員の6割が過労死ラインに達していることが発表されました。
私の経験では、6割どころではありません。
周りで同業の夫さんが過労死された方もいました。
心身を病まれ退職に追い込まれた方、休職した方に至っては多数に及びます。
その中で、生き延びている私を含め、今働けている先生方は、
たまたまの体調のリズムが心身を持ちこたえているにすぎず、紙一重です。
しかし、冒頭でも描いたように、これは、教師だけに限りません。
私の息子もしかり、他職でもおおいにあることです。
そう、子どもだってそうです。
結構忙しい子どもたち。
自死してしまう子どもたちも
なぜ?という行動をとる子どもたちも
「しんどい」といえなくなっているのではないでしょうか?
ああしんどい!思ったら口に出す。助けを求める。
がまんが美徳とされるところがありますが
「するべき我慢」と「してはならない我慢」
これを見わけ、命を守ることこそ生きる底力です。
「してはならない我慢」をしない。これはひとりでは出来ません。
大人も子どもも、先生も保護者も、すべてが、命を守る目線に立ちましょう。
「先生、休み? 困るねえ」ではなく
「違う先生に習えてよかったね。学年皆で勉強できてよかったね。
と声かけしてください。
自分が「しんどい」と言える先生のクラスは、
子どもたちも「しんどい」と言えるのです。
「職員の8割の出勤で成り立つ体制は、子どもの教育の中身が豊かになる」
といわれていますが、実現にはまだまだです
現場は、子どもたちの教育内容を保障しようと、なんとか助けあっています。
子どもたちと自分たちの命を守ろうと。
その前に、若いお母さん!お父さん!
あなたが我慢せずに「しんどい」時には「しんどい」といい
子どもに頼りましょう。
子どもが
「しんどい」とあなた方に頼れる環境にするために。
あなた方が元気に子どもを見守れるために